detail 

Head

60年のギブソンとクラウンのインレイは、59年後期と同じ位置に配置されます。 59年中に2つのインレイは約2mm弱ヘッドの先端方向に移動します。 ステレオギターであるES-345のトラスロッドカバーには【STEREO】の刻印が入っており、バリトーンスイッチ搭載のES-345、ES-355のみに使用。

Neck

ネックの形状は60年にかけて年々スリムなシェイプに変わって行きます。 これはGibson社全てのモデルに共通しており、後年もほぼ同じ形状のままですが、62年頃を境に丸い厚みをもった形状に変わります。 このES-345の木取りは柾目がロー弦側寄りにあり、美しい柾目が見て取れます。 薄めのスリムなシェイプですが強度が非常に強いネックです。

Pick Up

P.A.F.(=Patent Applied For)とよばれるセス・ラバー氏が製作した、ハムバッカーピックアップの元祖。 多くのメーカーや制作者がP.A.F.を追い求めてクローンを作りますが、このピックアップを超える物は現在この世にはありません。 P.A.F.でなければ出ない音がここにあります。 食に例えるのであれば、こんなに美味しいものを今まで食べた事ないという感動でしょうか。 食べ続ける(弾き続ける)と感動は薄れるとお思いでしょうが、この音は弾けば弾く毎に新しい発見や感動を与えてくれます。 毎日弾けば毎日美味しい、そう思って頂けます。

Pick Guard

ロングピックガードとよばれるブリッジ部まで伸びるピックガード。 61年にはリアピックアップのエスカッションエンド部までの長さに変更されます。 ES-345では59年と60年の約2年のみの仕様です。

Cutaway

58年にリリースされたセミホロウギターのカッタウェイは通称【ミッキーマウスイヤー】とよばれ、63年までこの形状が継続されます。 63年中にスリムに、ネック側にとんがった形状に変更にされます。 変更された形状はそのまま20年以上継続します。 ミッキーマウスイヤーシェイプのカッタウェイは約4年間しかありません。

Paroido Cap

1960年の製作行程でセミホロウギター(ES-335やES-355)にはストップテイルピース仕様でした。 このES-345も同様に製作されていた所、Bigsbyアームを搭載する決定で空いた穴をパーロイドで埋めてあります。 CUSTOM MADEと刻印されたブラックのプレートで穴を隠したモデルもありますが、パーロイドで埋められた個体はギター同様に希少です。 埋められた箇所を近くで見て触ってみると惚れ惚れする仕事だと心底思います。

Bigsby

1940年代にポール・ビグスビーによって開発されたビブラート・ユニット。 スタンダードなクロームカラーではなくゴールドメッキが施してあり、重厚感の中にもゴージャスな色気を持ち合わせたルックスです。 可変幅が少なくソフトなビブラート効果が得られ、ブリッジ部との摩擦が大きくチューニングが狂いやすいと言われていますが、調整しており狂いの幅は最小限にしてあります。

Bariton Switch

ロータリースイッチのパッシブ式可変抵抗システム。 ボディ内部に搭載されたコンデンサーを切り替え、特定の周波数帯域をブースト、カットする事により低域を強調したり中域を抑えたりできます。 1はバイパスとなっており、本来の音が出ます。

Color

ブロンドカラー(ナチュラルフィニッシュ)はJ-45よりもJ-50、LG-2よりもLG-3の様に、他のモデルでも格付けは1番上の上位機種。
杢目に節がなかったり杢管が奇麗な物ではないとこのフィニッシュは採用されません。 仮にあった場合は塗りつぶし、又はサンバーストフィニッシュであれば黒い部分で消してしまいます。 50年代、60年代のエレクトリックギターで同じカラーを探してみて下さい。 どれだけ少ないかを分かって頂けます。

GA-79RV

ES-345等のステレオ出力を持つギター専用に設計、製作されたアンプ、GA-79RV付属。 ステレオ、モノラル入力があり、ノーマルのモノラルギターを鳴らす事も可能です。 付属品ですのでもれなくセットで付きます。 必要のない方はご自身でお売り下さい。